教授ご挨拶
消化器・総合外科学教室 教授庄 雅之Sho Masayuki
当科のホームページをご覧いただき,ありがとうございます.消化器・総合外科学(旧第一外科学)教室は,本学と同じく70年を越す歴史を有しており,これまで奈良県内および近隣地域の外科治療において,大きな役割を担って参りました.
当教室は,肝臓,胆道,膵臓,食道,胃,大腸などの消化器領域における癌,炎症性疾患等の診断および治療,さらに乳腺外科および小児外科を専門とする総合外科学教室であり,幅広い領域,疾患を担当させて頂いております.今後も学内の様々な診療科ならびに学外の多くの関連施設と緊密に連携し,外科医療の向上,関係疾患の治療成績向上に向けて,教室一丸となって取り組んで参る所存でございます.教室のモットーである,「全ては患者さん中心の臨床および研究(Patient-Centered Care and Research)」であることを常に忘れずに,地域医療の充実とともに,最先端の臨床および研究を推進して参ります.われわれを信頼して,手術や化学療法などの様々な治療を受けていただく患者さんに,満足して頂けるように,最善のチーム医療を展開して参ります.
研究面では,臨床研究を基盤として,臨床に活かせる基礎研究の成果を,奈良から世界へ発信していけるように,国内外のトップレベル施設との共同研究を,これまで以上に積極的に推進して参ります.わたしたちが行う日々の医療を,少しずつでもより良いものとできるように,常に自らを振り返りながら,不断の努力を続けて参ります.
また,医学教育におきましても,県内唯一の医育機関として,卒前・卒後教育の充実は,私どもに課せられた使命であると自覚し,本学が目指します「リサーチマインドを有するトップレベルの臨床医養成」を目標に,対話重視の教育を積極的に展開して参ります.10年後,20年後を見据えて,温かい心と確かな外科技術を併せ持つ,優秀な外科医を育成できるように,あらゆる創意工夫を積み重ねて参ります.
今後も,わたくしども奈良県立医科大学消化器・総合外科学教室を,御指導,御鞭撻いただきますように,何卒宜しくお願い申し上げます.