先輩医師の声

令和3年入局村上 紘一先生

令和3年入局の村上紘一です。「医者といえば外科医」幼い頃からのそんなイメージを持ちながら、消化器外科医としての後期研修をスタートし、現在で約6ヶ月が経過しました。他の先生のコメントにもあるように、各グループをローテートしながら研修をしており、私も2つのグループでの研修を終えようとしています。各グループでは上級医の先生から様々なことを教えて頂きながら日々研鑽を積んできました。手術手技はもちろんのこと、病棟管理や外来、患者や家族との接し方についてまで学ぶことはたくさんあります。普段は優しい先生ばかりで、時には厳しく指導頂くこともありますが、それも全て私のことをきちんと指導して頂いている証拠であると思える、雰囲気の良い医局であることは間違いありません。
症例に関しては、最近はcovid-19の影響もあり、特に良性疾患の手術はほとんど無い状況が続いていますが、それでも、基本的な手術から高難度手術まで数多くの症例を経験できます。さらには、後期研修1年目の私にも既に複数回の執刀機会が与えられ、上級医のサポートの下ですが、無事に完遂した時は大きな成長を感じることができました。
また、学術的な面でも学ぶ機会は非常に多くあります。週1回の抄読会をはじめアカデミックな話が身近に溢れており、学会発表の機会も与えて頂けます。これらは最初の頃はなかなか自ら手を出しにくい所かもしれませんが、いずれは避けて通れない道であり、たくさんの先生方に教えて頂きながら学べる非常に良い環境であると思います。
今、消化器外科の道を少しでも考えている研修医や学生の皆さん。共に成長する喜びを分かち合い一緒に働ける日を楽しみにお待ちしております。

令和3年入局原 知里先生

令和3年入局の原知里です。学生の頃から手術に興味があり、2年間の初期研修で様々な科をローテートする中で、消化管から肝胆膵にわたり幅広い臓器を扱う消化器外科に強く惹かれ、当教室への入局を決意しました。消化器外科といっても手術だけでなく、内視鏡や消化管造影などの検査や化学療法、緩和などを幅広く学ぶことができます。当教室は上部消化管・肝胆膵・下部消化管・小児外科・乳腺外科のグループに分かれており、後期研修ではそれぞれをローテートするので、各分野の症例を経験することができ、専攻医にとって良い環境になっています。また、上級医の先生にご指導いただき、学会発表や論文執筆をする機会にも恵まれています。
私自身、消化器外科を専攻するにあたり、本当に自分に手術ができるようになるのだろうか、体力的にやっていけるのだろうか、など悩んでいた時期もありました。実際に先輩の先生とお話する機会をいただき、自分の興味のある分野であれば頑張れるのではないかと思うようになりました。忙しい日もありますが、今ではやりがいを持って日々働くことができており、当教室を選んでよかったと実感しています。もし今後の専攻をどうしようか悩んでいる学生さんや研修医の先生がいらっしゃれば、自分が少しでも勉強してみようかなと思えるもの、興味を持てるものは何か考えてみて下さい。もし当教室が関われる分野が少しでもあれば、一度相談もかねて気軽に教室を覗きに来て下さい。
また当教室には女性医師も多く在籍しています。優しい先生ばかりで、親身になって相談に乗って下さり、雰囲気も良く働きやすい環境です。
少しでも興味を持って下さった方は是非、消化器・総合外科学教室に見学にいらして下さい。一緒に外科医の世界を味わいましょう。心よりお待ちしております。

令和3年入局助川 正泰先生

令和3年入局の助川正泰です。消化器・総合外科入局後の生活についてご紹介させていただきます。入局1年3か月間は大学病院で各グループ(上部消化管、下部消化管、肝胆膵、乳腺、小児)をローテートし、それぞれの領域の基本的な検査や手術、術後管理など外科医として必要な知識を、それぞれを専門とする上級医から学びます。大学病院ということで専門性の高い疾患の患者さんや多くの併存疾患を持った患者さんが多く、入局1年目の私には判断が難しいことも多いですが、毎日少しずつ成長している実感を持ちながら研修に取り組んでいます。
消化器外科というと手術のイメージが強いですが、内視鏡や化学療法、緩和ケア等の非常に幅広い領域にわたる診療が必要となります。その分必要な知識、技術も多くなりますが、患者さんを検査、診断から終末期まで診療する上級医の先生方の姿を見て、いつか自分もこのような診療ができるようになりたいと日々研鑽に励んでいます。
私は他大学を卒業し他病院で初期臨床研修を行いましたが、奈良県立医科大学の消化器外科を見学する機会があり入局することとなりました。完全に飛び込みで外科研修を始めることとなったわけですが、優しい先生方、スタッフの方々、同期に支えていただきながら忙しくも楽しい生活を過ごしています。私自身、実際に働き始めるまでは消化器外科というと24時間365日仕事が忙しくプライベートな時間はほとんどないものかと考えていましたが、しっかりとオンオフがありプライベートも充実した生活を送ることができています。消化器外科に少しでも興味がある学生や初期研修医の方は、是非一度を見学にお越しください。皆様とともに働ける日を楽しみにしております。

令和2年入局小原 有一朗先生

令和2年入局の小原有一朗です。私は現在卒後6年目で、奈良県立医科大学を卒業後、医局には所属せずに、初期研修、後期研修共に地元の兵庫県で行いました。手術だけではなく、研究を行い、論文も書ける外科医になりたいと考え、膵癌の治療に興味もあったことから、症例数の多かった奈良県立医科大学 消化器・総合外科教室に見学に行き、入局を決めました。私のように後期研修まで他施設で行っているような場合でも、快く受け入れてくださいました。
入局後の生活ですが、半年間は上部消化管、下部消化管、肝、膵、乳腺外科、小児外科の各グループで研修を行い、現在は市中病院で研鑽を積んでいます。奈良県立医科大学 消化器・総合外科教室では学会発表や論文執筆などのアカデミックな活動や各領域での専門性の高い治療はもちろんのこと、緊急手術を含むcommon diseaseも数多くあり、大学病院であっても非常にバランス良く経験を積めると感じました。
また、経験年数に応じて臨機応変に奈良県立医科大学消化器・総合外科のプログラムに組み込んで頂けるので、入局が遅いことで不利に感じることもありませんでした。
外科に興味がある学生や初期研修医の先生だけでなく、後期研修修了後や現在後期研修中で今後の進路に迷われている先生方も是非一度見学にいらして下さい。皆さんとともに働ける日を楽しみにしています。

令和元年入局吉川 千尋先生

令和元年入局の吉川千尋です。消化器・総合外科入局後の生活についてご紹介させていただきます。入局後の1年3ヶ月間は大学病院で上部消化管、下部消化管、肝胆膵、乳腺外科、小児外科を数ヶ月ごとにローテートし、手術手技はもちろんのこと術前検査、手術適応、術後管理など外科医としての基本的な知識を学びます。当直時に急性腹症のファーストタッチをすることもあり、原因検索、手術の必要性などで頭を悩ますことも多々ありますが、上級医の指導のもと診察、診療にあたっています。これは逆にチャンスであり、今後、一人で判断していかなければならない際にはどうすべきであったかを常に考えるように心がけています。
現在入局後10ヶ月程になりますが、外来診療から手術、術後のフォローや終末期に至るまで、患者さんの一生に寄り添う上級医の姿を日々目の当たりにし、外科医として必要な姿勢についても自然と身に付く環境にいると実感しています。手術に関しては患者さんの命に関わることなので医師3年目の私に出来ることは限られていますが、良性疾患の手術などは執刀させていただく機会も頂いており、手術を完遂した時の喜びはひとしおです。今後、様々な機会を通して技術の習得に努めることで、自分の出来る手技が増えていくと思うとワクワクします。
消化器外科は一人前になるまでの期間も長く、しんどいというイメージがあるかもしれませんが、それ以上にやりがいのある科です。また、当医局は他大学の消化器外科教室と比べても比較的女性医師が多く在籍しており、女性であっても気後れすることなく勤務することが出来ています。外科領域に興味のある方はぜひ一度見学にいらしてください。

令和元年入局曽我 真弘先生

平成31年入局の曽我真弘です。消化器・総合外科入局後の生活についてご紹介させて頂きたいと思います。私は現在入局1年目であり大学病院で各グループ(上部消化管・下部消化管・肝胆・膵・乳腺外科)を3ヶ月毎にローテートしながら診療に励んでいます。大学病院であるため扱う疾患は専門性が高いものが多く、ローテート当初は理解することが難しい疾患に出会うことばかりですが、日々勉学に勤しみ、また上級医が丁寧な指導をして下さるため理解が深まっていくことを感じながら外科研修を行えています。
当科は手術件数が年々増加しており入局1年目の新米である私にも経験できる手技は多く与えられ、手技をする喜びと共に不安もありますが、上級医が丁寧に指導して下さるので日々成長を実感しながら臨床をさせて頂いています。また勉強会や学会などの学術的な機会にも多く恵まれており、最近では海外の先生を招いた講演会もあるため必然と最新の知識を得るようになり、海外からの留学生も受け入れているため英語に触れる機会も多くなってきます。英語はこれからの人生において必須になってくるため大変貴重な経験をさせて頂いております。
医局内や病棟での人間関係もとても良く、困ったことや分からないことがあれば気軽に相談できる環境であるため医師、看護師、その他多くの医療従事者の方々と一致団結して患者さんの診療に当たっているため満足度も高いと感じます。近年は外科離れが言われておりますが、素晴らしい環境である当科で日々努力し一緒に成長していきたいと思っておりますので皆さんぜひ奈良医大消化器・総合外科学教室に来てください。

令和元年入局江尻 剛気先生

平成31年入局の江尻剛気です.消化器•総合外科入局後の生活をご紹介させていただきます.現在入局1年目の私は大学病院にて上部消化管,下部消化管,肝,膵,乳腺外科を3ヶ月ずつローテートし,外来対応,手術手技,術後管理など,諸先生にご指導頂きながら後期研修を行なっております.
消化器外科は学生のころから考えており,ポリクリ,研修医で回った際には,先生方の疾患,患者さんに対する真剣な姿勢,手術技術に憧れを抱き,入局を決意しました.消化器外科医になって,その奥深さの一部には過ぎませんが触れることができ,こんなにやりがいのある科はないと,心から確信しています.
消化器総合外科は,その名の通り扱う疾患が幅広く,緊急対応も多いです.加えて手術や内視鏡手技のみならず,内科,術後管理,がん治療 緩和医療についての知識も必要であり,決して楽な科ではないでしょう.しかし,それはそれだけ求められるということ,必要とされる人間であるということ,つまりはやりがいのある仕事であるという他なりません. まだまだ足を踏み入れたばかりの新参者ではありますが,自らの手で患者さんを治療し,診ることの責任と喜びを噛みしめ,上級医の指導のもと成長していきたいと考えております.
消化器外科を少しでも考えている研修医,学生の皆さん,4・8ポリやハンズオンセミナーなど,実際の臨床や手技を体感できる場もあります.わからないことがあればどんな些細なことでもご相談下さい.興味も持っていただければ幸いです.共に働ける日を心待ちにしております.

平成30年入局田村 昂先生

平成30年入局の田村昂です.入局後の生活をご紹介させていただきます.入局して最初の1年3ヶ月は奈良県立医科大学附属病院に勤務します.消化器・総合外科という幅広い分野を網羅して学ぶため,上部消化管,下部消化管,肝胆膵,乳腺外科,小児外科を数ヶ月単位でローテートしていくシステムとなっております.外科というと手術のイメージが強いですが,内視鏡検査や透視検査,化学療法等様々な検査や治療法についても積極的に行っているため,多くの知識・技術を学ぶことができます.「手術だけできたらいいのではない」と上級医の先生がよくおっしゃっていますが,診断から手術,術後管理そして退院という流れを非常に大事にされており,その1つの流れを患者さんに提供できてこそ外科医だと日々の診療を通じて実感しています.
私が学生のポリクリで消化器・総合外科をローテートした時は朝の術前カンファレンスや手術中の真剣な表情を見て,非常に怖い印象がありました(笑).しかし,前期研修医としてローテートした際に,消化器外科の先生方の患者さんに対しての紳士的な接し方や手術に対する強い思いに憧れを抱きました.また,緊急手術の際には分野を超えて先生たちが集まってその患者さんを助けようとする所を見て,かっこいいと思い当教室に入局を決めました.
救急疾患にも興味があったこともあり,緊急手術がある時には呼んでいただき,非常に充実した毎日を過ごせています.毎日の診療の中で知識不足な面や手技での習熟の足りない部分が多々ありますが,上級医の先生方が非常に丁寧にご指導して下さり,少しずつでも昨日の自分より成長したかなと実感しています.
仕事後に上級医の先生方と飲みに行くと,笑いの絶えない会となり,ついつい飲み過ぎてしまうこともありますが,非常に楽しい環境で診療させていただいています.
学生や前期研修医の先生方で私と同様に消化器・総合外科の先生に対して怖いとか固い印象を受けている方もおられるかもしれませんが,オン・オフをしっかりとしていて,且つ患者さんのために最大限を尽くしている,そして楽しさとパワフルさに満ちた魅力的な教室です.ぜひ4ポリや8ポリ,前期研修医のローテート,当教室が企画しているイベント(手技を学べるハンズオンセミナーも定期的に開催しています)に顔を出してみてください.きっと印象が変わると思います.そしてもし興味を持っていただければ一緒に働きませんか.後輩が一人でも多く増えることを楽しみにしています.

平成30年入局阪田 武 先生

平成30年入局の阪田武です.消化器・総合外科入局後の生活についてご紹介させていただきます.本年4月に入局して約半年が経ちました.私は大学病院でこれまでに肝臓外科・乳腺外科をローテートし,それぞれのチームの一員として診療に参加させていただきました.普段の診療では,外来で初診の患者さんを担当するところから手術・術後管理まで,上級医の先生方の丁寧な指導をいただきながら積極的に働くことができます.やりがいを実感する機会も多く,執刀させていただいた患者さんが笑顔で退院された時は非常に嬉しく,消化器・総合外科に入局して良かったと喜びを感じました.
奈良医大 消化器・総合外科は医局員の人数が多く,沢山のサポートをいただきながら診療にあたることができます.私はまだまだ未熟な身であり,初めて目にする症状や疾患に戸惑うこともありますが,分かり易く親切に教えてくださる先生方に助けられて診療ができています.また,抄読会や研究会も多く,最新の論文を読み,世界的に著名な先生方のご講演を拝聴する機会にも恵まれています.こうした環境で外科研修を行えることは大変ありがたく,充実した日々を送ることができます.
重症の患者さんを担当し忙しい時期を過ごさねばならないことも時にはありますが,週末の休みをいただいたり,1週間の夏休みをいただいてリフレッシュしたりすることもでき,ワークライフバランスのとれた環境であると思います.
私は初期研修を他病院でしていましたが,学生の頃より消化器外科に興味があり,医局説明会や1ヶ月の大学研修に参加することで外科の魅力に触れ,入局する運びとなりました.消化器・総合外科に興味のある方は,ぜひ一度見学に来てみてください.皆様と共に働ける日を楽しみにしています.